OINARI
2023/12/19
南部鉄器と聞くと、多くの人が思いつくのは鉄瓶や急須、またはフライパンなどの鍋類でしょう。
でも、実は他にもあるんです、ということで実例を3つほどお伝えします。
そもそも「南部鉄器」とは!
とうほく知的財産いいねっとによると、南部鉄器は「岩手県盛岡市及び奥州市で生産された鉄製のなべ類・鉄瓶・花瓶・風鈴・香炉など」を指します。
盛岡市か奥州市のみで作られた鉄製の家庭用品や台所用具(第21類)というわけです。
●テープカッター
鉄鋳物という重さを活かした商品です。軽いセロハンテープ台は動いてしまい片手で切れないことがありますが、そんな煩わしさからきっと解放されることでしょう。ゾウさんのフォルムが可愛いもんです。
https://oshunambu.theshop.jp/items/50328216
●エフェクター
音楽の世界にも南部鉄器があります。奥州市の「及富」で作られているエレキギターのエフェクターです。ケースの素材に鋳鉄を使っているのですね。ご興味ある方は以下記事をご参照ください。
”南部鉄器でエレキギターのエフェクター「重厚で押し出しの強い音色に」…ロスの見本市に出展予定”
2023/11/21 15:00 (読売新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/culture/music/20231121-OYT1T50093/
●ランプシェード
盛岡市の南部鉄器工房「釜定」では、照明の”笠”の南部鉄器も作られています。
先月(2023年11月)訪れた時に実物を見させてもらったのですが、その形状と鋳肌の質感が格好良く、クールな逸品でした。
ちなみに、この写真で前のめりに釜焼きを凝視している参加者は筆者(小泉)です。そこは真面目ですみません。
以上3つの多様な南部鉄器を見て、
「なるほど、それならこんな南部鉄器があっても良いんじゃない!?」
というアイデアが出てきた方は、現在募集中の「奥州3Dデザイン展~新しい南部鉄器のカタチ~」の参加をご検討ください。ご応募お待ちしています~
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